クレジットカードは数多あるが、何を選べば得なのかよくわからない場合が多い。ものぐさだと調べるのすら面倒である。ゆえに、どっかで適当に作ったカードをそのまま使うという状況になりがちである。
しかし、ポイント還元率が倍以上違ってきたりするため、そのまま何となく使うと勿体なかったりする。本記事では、ものぐさでポイ活とか面倒でやりたくない人がなるべく簡単にポイントを稼げるクレジットカードを挙げてみる。ものぐさでも少しはポイントが欲しい人用のクレジットカードとなる。
そもそもものぐさな人はこれ以上読むかというと微妙なため、
すごくざっくりいうと、リクルートカード使っておけば良い。どこでも1.2%還元で改悪の様子が見られない。ものぐさならこれをメインにして回すのが最強だと思う。
目次
- 国際ブランドについて
- おすすめ度A
- おすすめ度B
- カード選考基準について
- クレジットカードの枚数について
- 今回挙げなかったカードについて
- 電子マネーのチャージについて
- クレジットカード見直しの頻度について
- そのほか
国際ブランドについて
なるべくMastercardかVisaを選ぶ。この2つならほとんどどこでも使える。JCBだと日本国内であっても使えない店が結構ある。また、日本国内ではVisaとMastercardで使える店の差が殆どないため、どちらか好きな方を選べば良い。
2枚持ちならVisaとMaster、3枚持ちならプラスJCBでいいと思う。
実はJCBだけしか使えない店も稀にあるらしいため、結局3ブランド持ってた方が良いのだが。
個人的には、Apple Payなどの制約がVisaよりMastercardのほうが緩いため、今のところMastercardがいいと思う。
AMEXとダイナースは、考える必要がない。
おすすめ度A
リクルートカード
どこでも1.2%貯まるため、使い勝手が良い。Pontaポイントはau PAYで使える。dポイントはd払いで使える。
リクルートポイントの有効期限は「最終のポイント加算日から12ヵ月後の月末まで」となる。毎月付与されれば半永久的に溜まっていく。
月3万円まで、モバイルSuicaやnanacoにチャージで1.2%ポイント還元となる*1。
発行特典は、ある場合はリクルートポイント(期間固定)というこの上なく使い勝手が悪いものとなる。期間固定ポイントは交換ができない。それを使わないにしても、1年も使えば0.5%還元の通常のカードを使うよりは得をすることになる*2。使うならポンパレモールでCDや本を買うのが良い。
Pontaポイントをau PAY残高にチャージするといろいろと捗るが、ものぐさな人には向かないため、その辺は興味がわいたらでいいと思う。
(Suicaを使う場合) ビックカメラSuicaカード
- モバイルSuicaチャージ(オート・手動共に)が1.5%還元(JREポイント)
- カードSuicaのオートチャージが1.5%(JREポイント)
- えきねっとが高還元(JREポイント)
- その他はどこでも1%還元(JREポイント0.5%+ビックカメラポイント0.5%)
- JREポイントはSuicaへチャージ可能
- EX予約使用可能
- 年1回使えば年会費無料(ビューカードでは唯一)
- 国際ブランド:VISA / JCB
Suicaチャージで1.5%還元は、ビューカード共通となる。ただし、他のビューカードは年会費がかかり、JR以外は0.5%還元がほとんどである。ところが、ビックカメラSuicaカードは最低1%還元となっていて、年会費が簡単に無料になる。
このカードだと定期券の機能がついていないが、モバイルSuicaを使えば問題はない。どうしてもカード型の定期券を使用したい場合は、普通のSuicaカードを買ってオートチャージのためのリンクを設定する。
モバイルSuicaのほうが電車を使わなくてもスマホでチャージができるため、カード型より便利である。*3
入会特典は、もらえるとするとJREポイントになる。
ビックカメラポイントを全く使わない人は、Suicaチャージやえきねっと専用となる。レートは下がるが、ビックカメラのポイントもSuicaにチャージできる。
ビックカメラのポイントもJREポイントも有効期限は延長されていくため、有効期限を気にする必要は特にない。
P-one カード<Standard>
- 請求時自動で1% OFF
- 年会費無料
- 国際ブランド:Master / VISA / JCB
引き落としの時に自動で1%オフになり、ポイント交換の手続きが必要ない。ものぐさな人には最適だと思う。ただし、電子マネーチャージにポイントはつかない点は覚えておく必要がある。なお、筆者はリクルートカード使用のため持っていない。
dポイントやPontaポイントは一切使わず、楽天もAmazonも使わないならこのカードがいいだろう。
発行特典は存在しない。また、アフィリエイトプログラムがないため、あまり積極的に宣伝されていない。
なお、P-one Wizというのもあるが、デフォルトでリボ払いになる。リボ払いを解除する方法もある*4が、ものぐさな人は忘れるため除外する。
おすすめ度B
楽天カード
楽天ポイントが楽天カードの支払いに充当可能で1%還元となる。楽天ではそれ以上に高還元となる。ただし、公共料金が0.2%のため、おすすめ度が下がる。
楽天ブックスはAmazonと同じくらいの価格で、宅配が郵便局となるためAmazonの宅配より信用できる。その楽天ブックスで高還元のため、割とおすすめできる。
ただし発行特典やSPUで還元される期間固定ポイントは楽天カードの支払いに充当できないため、楽天ペイ等で消化するか、楽天や楽天ブックスで消化すると良いだろう。楽天ポイントが使える店なら期間固定ポイントも使用可能である。楽天ペイでも期間固定ポイントが使える。
Amazon Mastercard
Amazonを使用することをやめられない人は多いと思う。そういう人にはこのカードが有用である。とりあえずどこでも1%還元であり、三井住友カードのため信頼性は高い"はず"である。
SNS等でたまに見かけるAmazonを全く使わない人には全く意味がないため、おすすめ度が少し下がっている。AmazonポイントはAmazonしか使えない点もおすすめ度が下がる理由となる。
カード選考基準について
本記事では以下のようなカードを挙げている。
- どこでも還元率1%以上
- 年会費が無料*5
- 還元ポイントの使用が簡単
- ポイントの有効期限が簡単に延長される
- デフォルトでリボ払いのカードは除外
- ポイントアップなど面倒なことをしなくても1%以上になる
- VISA/Masterで発行可能
クレジットカードの枚数について
ものぐさな人は、クレジットカードの枚数を2~3枚にするべきである。
クレジットカードが増えると、
- 不正利用に気が付きにくくなる
- 合計の支払金額がわかりにくくなる
- ポイントが分散して面倒
という結構不味い不都合が発生する。
不正利用に気が付かないと大損する*6。合計金額がわからないで口座残高不足で引き落としできなくて、放置するとクレジットカードが5年程度使えなくなる。ポイントが分散すると面倒だし、使い忘れで失効となる場合がある。というわけで、多くても3枚で抑える。
ただし、1枚だけだとクレジットカードが使えない期間ができてしまう可能性*7もあるため、2枚程度は持っておく方がいい。
個人的には、ビックカメラSuica+リクルートカードで2枚持つといった方法が良いと思う。
今回挙げなかったカードについて
割と有名でも理由により挙げないカードは次の通り。
- JCB CARD W (JCBであるため・リクルートカードのほうが便利なため*8)
- 三井住友カード NL (基本還元率0.5%であるため。コンビニしか得じゃない*9 )
- セゾン パール AMEX (基本還元率0.5%であるため。QPも改悪される。)
- dカード (リクルートカードのほうが還元率が高く、メリットが少ないため)
- au PAYカード (リクルートカードのほうが還元率が高く、メリットが少ないため)
- PayPayカード (リクルートカードのほうが還元率が高く、メリットが少ないため)
- 携帯会社ゴールドカード(元が取れる条件が厳しめなため)
あくまで、ものぐさな人向けであるため、ポイント還元率の追求みたいなことは行う想定でない。
なお、宗教的な理由によりリクルートや楽天を一切使わない人などの考慮はしていない。
余談だが、携帯会社のゴールドカードを使うくらいならahamo/povo/LINEMO/UQ/Yモバイルに乗り換えたほうが安い。5Gの無制限プランを二人以上で使いたいと思ってから考えよう。
電子マネーのチャージについて
電子マネーのチャージについては、還元対象外になる場合が結構多い。まあ、ものぐさな人ならばそのへんは諦めたほうがいいと思う。一応、リクルートカードやビックカメラSuicaならSuicaチャージにポイントが付く。
クレジットカード見直しの頻度について
ものぐさならあまり頻繁にやりたくないが、5年に1回くらいは見直したほうがいい。だいたい改悪されるから。1%還元ならまだ大丈夫だが、それを超える還元率がある場合の改悪はかなり多い。漢方スタイルクラブカードとかREXとか色々消えていった。
そのほか
これだけクレカについて書いたが、この記事アフィリエイトを一切行っていない。面倒だからな。
結局今のところリクルートカードが最強みたくなっているが、実際簡単に1.2%還元になるのは珍しい。1枚だけもつならこれになるだろう。
*1:Visa/MasterについてはEdyとSMART ICOCAにもチャージ可能
*2:メインカードとして使用した場合
*3:最近のスマホは予備電源がついているため改札内で閉じ込められるということは少なくなっている。俺は一度もない。
*4:かなり簡単で1回だけ設定
*5:年1回利用で無料になればOKとしている
*6:大抵は60日しか補償がない
*7:一例として、クレジットマスターによる不正利用など、対策しようがない理由で再発行が必要になる場合がある。この際に届くまで使えない期間ができる。
*8:ポイントアップなどあるが、ものぐさな人には向かない。また、ポイント利用先がしょぼいしレートが違ってる。
*9:節約したいならコンビニで買いまくるのはやめよう